賃貸物件探しで最も大切なことブログ:24-6-23
一週間位前、ミーは仕事帰りに足が止まりました。
どこからか猫の鳴き声が聞こえてくるのです。
声に引かれて振り向くと、
今歩いてきた道を一匹の猫が横切りました。
少し間隔を置いて、四匹の子猫が整然と並んで、
一生懸命に追いかけて行きました。
まるでカルガモの親子のように…
彼らは、雑草の茂った空き地に入りました。
遠くから見てみると、お母さんの周りでお子さんたちがじゃれています。
なんともかわいい!
年甲斐もなく、
「ミャァ〜」と声を出して呼んでしまいました。
でも、産後のせいか、お母さんはやせ細っています。
乳も出ないかもしれない。
「そうだ!何か食べ物を持ってきてやろう」
ミーは走って家まで帰りました。
台所であちこちを探っていると、
妻に「何をしてるの」と聞かれました。
事情を話したら
妻に怒られてしまいました。
「餌なんかやったら、そこに居ついてしまうでしょ。
近所の家では、猫が嫌いな人もいるだろうし、
そういう無責任なかわいがり方をしちゃだめよ!」
そういえば、
ミーの家の庭でも
猫がふんをして臭くて弱っています…
「でも、あのままじゃ死んじゃうよ〜!!」
いい歳をして、お子さんのようなことを言っている自分に驚きました。
でも、妻の言うことが正しい。
責任を持って飼うことができない以上、
中途半端な温情は禁物なのです。
そして翌6時。
妻が「一度だけなら」と、
煮干を差し出してくれました。
「わかった、一度だけ」
と答えて、あめの中を空き地へ走ります。
そこに彼らの姿はありませんでした。
何度も辺りを見渡したのですが…
あめが強くなってきました。
どこかで雨宿りしていることを祈り、
後ろ髪を引かれつつ家に戻りました。
■川元弓子のコツ
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